民泊とウィークリーマンションの違い

民泊の要である簡易宿所営業許可の要件緩和に向けて、福岡市の旅館業法施行条例の施行が着々と近づいてきました。

さて、表題の件ですが、混同しやすいテーマです。

ウィークリーマンションは、旅館業と貸室業(賃貸業)の中間的な営業形態をもつものと考えられます。大きなポイントとして、旅館業法にいう「人を宿泊させる営業」にあたるかどうかが境目となってきます。そして、「人を宿泊させる営業」とは、以下に記述する二つの条件を有するものと考えられます。

 

施設の管理・営業形態を総体的にみて、宿泊者のいる部屋を含め施設の衛生上の維持管理責任が営業者にあるものと社会通念上認められること

 

施設を利用する宿泊者がその宿泊する部屋に生活の本拠を有さないことを原則として営業しているものであること

 

以上の2点の条件を満たしていれば旅館業に該当するということです。具体的に例を挙げると・・・

①について

  • 総体的に、シーツ、枕カバーの取替え等の衛生管理責任が営業者にある場合←人を宿泊させる営業にあたる
  • 総体的に、トイレ・お風呂の清掃等、室内の衛生管理責任が営業者にある場合←人を宿泊させる営業にあたる

②について

  • 総体的にみてアパートのような営業形態←生活の本拠を有する
  • 1~2週間程度の会社の出張、研修、受験等の反復利用←生活の本拠を有さない
  • ホテル住まい←生活の本拠を有さない

これらの例は、あくまでも一例ですが、「人を宿泊させる営業」にあたるかどうかは、①と②を条件に、公衆衛生その他旅館業法の目的に照らし、総合的に判断することになります。人を宿泊させる営業に該当すれば、当然旅館業の許可が必要になります。これが、旅館業と貸室業との大きな違いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です